「ダイエット中に風邪をひいちゃった…」
「休んだら戻れなくなりそうで不安」
「でも無理して体をこわしたくない」
そんなとき、どうすればいいのか迷いますよね。
保健師として一番大切にしてほしいのは、体を元気にすることです。でも、がんばってきた気持ちも大切だから、今日はそのバランスのとり方をお話しします。
① 風邪をひいたときは、ダイエットより「体を休める」が最優先!
風邪をひいているときは、体の中でウイルスと戦うためにたくさんのエネルギーを使っています。だから、
-
食事はしっかり食べてOK(食べられるものでいい)
-
動けない日は無理して運動しなくてOK
-
お菓子やジュースを飲んでも「回復のため」と思ってOK
大丈夫。体が治ったらまたスタートすればいいんです。ダイエットはマラソンみたいなもの。ちょっと休んでも、ゴールから遠ざかったわけじゃありません。
② 「さぼり」じゃなくて「回復のための作戦」と考えよう
風邪のときに休むことを、「自分はダメだ」「さぼっちゃった」と思っていませんか?
でも実はそれ、**自分の体を大事にするための“いい選択”**なんです。
むしろ、無理して動いて治りが遅くなると、もっとダイエットから遠ざかってしまいます。
なのでこう考えてみましょう:
今日は“体を休める日”。これはダイエットの一部。
明日、元気になるためのステップ!
③ 再スタートがしやすくなる「ゆるい行動」を1つだけやってみよう
とはいえ、「何もしないとダイエットから遠ざかりそうで不安…」という人は、とてもゆるいことを1つだけやってみましょう。
たとえば:
-
水を多めに飲む(体の回復にも◎)
-
体を軽くのばすストレッチを1分だけ
-
あったかいスープや野菜を食べる
-
日記に「またがんばる!」と書く
どれも“がんばりすぎない”ことがポイントです。
「またスタートしやすくなる小さなきっかけ」として考えましょう。
④ 治ったら、ダイエットを「元に戻す」ではなく「リズムをととのえる」
風邪が治ったあと、「さあ、またがんばらないと!」と無理をしすぎて、すぐ疲れてしまう人も多いです。
でも、戻るのではなくて、少しずつ“ととのえていく”くらいの気持ちで始めましょう。
-
食事 → 普通の食事に、たんぱく質と野菜を意識して戻す
-
運動 → いきなり全力ではなく、ウォーキングやストレッチから
-
気持ち →「今日やれたこと」だけに目を向ける
「またやれた」という小さな成功を感じながら、ゆっくり元の自分に近づいていけば大丈夫です。
まとめ:風邪の日も、ダイエットの流れは止まっていない!
-
休むのは「さぼり」じゃない、「回復の作戦」!
-
無理せず、できることを少しだけやってみよう
-
元気になったら、また“自分のペース”で戻せばOK
風邪の日も、あなたのダイエットはちゃんと進んでいます。
心と体、どちらも大切にしてこそ、ほんとうに意味のある「健康ダイエット」になりますよ。