おはようございます。ぽっちゃり保健師のMIKEです。
健康やダイエットの情報を見ていると、サプリやプロテインが必須のように思えてしまうことがあります。
しかし、実際には誰にでも必要なわけではありません。
ここでは、保健師の視点から「必要な場合」「不要な場合」「注意点」を整理します。
1. 基本は“食事から”が原則
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厚生労働省やWHOの見解では、栄養はできるだけ日々の食事から摂るべきとされています。
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バランスの取れた食事をしている人は、特別にサプリやプロテインを足す必要はありません。
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サプリやプロテインは**不足を補う“補助的手段”**であり、主役ではありません。
2. サプリ・プロテインが必要になる可能性があるケース
サプリメント
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妊娠を計画している/妊娠初期(葉酸の補給)
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日光を浴びる時間が極端に少ない(ビタミンD不足)
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食事制限をしている(特定の栄養素不足の可能性)
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高齢で食事量が少なくなっている
プロテイン
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筋トレやスポーツで筋肉量を増やしたい
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高齢でたんぱく質摂取量が不足している
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病気やケガの回復期でたんぱく質が必要量に届かない
💡 ポイント
「運動していない健康な成人」で、普段の食事で十分なたんぱく質を摂れている場合、プロテインは不要です。
3. 不要な場合のデメリット
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栄養過剰(特に脂溶性ビタミンや鉄分)は健康被害のリスク
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プロテインの過剰摂取は腎臓や肝臓への負担につながる可能性
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サプリやプロテインに頼ると、本来改善すべき食生活がおろそかになる危険
4. 正しい取り入れ方
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まずは3食の食事バランスを見直す
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健康診断や食事記録で不足している栄養素を把握
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必要な場合は、成分や容量を守って補助的に利用
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信頼できるメーカーや第三者機関の検査を通った製品を選ぶ
まとめ
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健康な体づくりの基本は、食事・睡眠・運動です。
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サプリやプロテインはあくまで不足分を補うための道具であり、「飲めば健康になる」ものではありません。
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必要かどうかは生活習慣・健康状態・目的によって変わります。
💬 保健師からのひとこと
「サプリをやめたら体調が悪くなった」という場合、もともと食事で足りていなかった可能性があります。
逆に、「飲まなくても変わらない」なら、それは今の食生活が十分に機能している証拠。
大切なのは、補助食品よりも日常の食習慣を整えることです。