「自宅で運動を頑張っているのに、体重が全然減らない…」
そんな経験をしている方は多いのではないでしょうか。
実は私自身も、毎日20〜30分の筋トレや有酸素運動を続けていましたが、体重はほとんど変わりませんでした。
ところが、“食事量を見直した”ことで、3か月で−4kgの減量に成功できたのです。
なぜ運動だけでは痩せにくいのか?
運動は確かに健康には良いのですが、**体重減少においては「補助的役割」**にとどまることが多いです。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の報告によれば、
-
体重減少への寄与度は 食事制限:運動 ≒ 80:20
-
運動だけで痩せるのは難しく、食事改善が必須
とされています。
また、ハーバード大学の研究(Harvard School of Public Health, 2011)では、
1ポンド(約0.45kg)の脂肪を減らすには約3,500kcalの赤字が必要 とされます。
30分のウォーキングで消費できるのはせいぜい100〜150kcal。
つまり「おにぎり1個分」を消費するだけで、これでは体重減少は遅々として進まないのです。
食事を見直したら効果が出た
そこで私は、食事量にメスを入れました。
-
ご飯を大盛り → 普通盛りに
-
間食を毎日 → 週2回に制限
-
晩酌(350ml缶ビール2本) → 1本に減らす
これで1日あたり 約300〜400kcal のカロリー削減。
理論上、1か月で約1〜1.5kg減が見込める計算になります(3,500kcal≒0.45kgの脂肪減少という換算)。
実際に私は、3か月で4kgの減量に成功しました。
食事量を減らし続けられたコツ(科学的に効果がある方法)
-
完全に禁止しない(心理学的根拠あり)
「食べちゃダメ」と思うほど、反動で過食が起きやすいことが研究で示されています。
(Herman & Polivy, Restraint Theory, 1980)
→ 好きなものは量や回数を“調整”するのがポイント。 -
食べる順番を工夫する
野菜や汁物を先に食べると、血糖値の急上昇が抑えられ、自然と主食の量が減らせます。
(日本糖尿病学会の「食べる順番の工夫」推奨より) -
記録する
食事記録をつける人は、そうでない人に比べて 平均2倍以上体重が減る という研究があります。
(Kaiser Permanente’s Center for Health Research, 2008)
→ スマホアプリを使えば簡単。 -
体重をグラフ化する
自分の体重変化を見える化することで、継続率が上がることが報告されています。
(Wing RR et al., Obesity Research, 1994)
まとめ
-
運動だけでは痩せにくい(食事改善が8割を占める)
-
実際に食事量を見直したら、3か月で−4kg減少
-
科学的に効果があるコツは「禁止しない・順番・記録・見える化」
痩せたいけれど成果が出ないときは、食事をちょっと減らすことこそ最大の近道。
しかも、そのやり方にはちゃんと科学的な根拠があります。